バタフライカヤックス クルーソー500ラダー付きフィールドテスト
第18次瀬戸内カヤック横断隊に使用
DeepwWater 森大介
瀬戸内カヤック横断隊は瀬戸内海を指定された地点まで基本無補給、7日間で約300キロほど漕ぐ
今次は山口県周防大島逗子海水浴場出発、兵庫県赤穂市唐船ビーチまで。全国からガイドが集まる。今回は20名。
毎日リーダーが変わりその日のルートはリーダーが決める。
以下は装備品
●カヤック クルーソ−500ラダー付き
●PFD アストラルグリーンジャケット
●スプレー reed キーホールC
●ビルジ ベクソン モンベルスポンジ
●メインパドル アリュートパドル250cm
●サブパドル マーシャスカーボン
●ジャケット プロモンテゴアテックス
●パンツ モンベルストームクルーザー
●シューズ NRSパドリングシュー
●トゥライン ノースウォーターダイナミックトゥーラインプロ
●カウテール ノースウォーターピッグテイル
●デッキバッグ GLID
●ストロボ see-meストロボ2.0
●フラッシュ ペリカンシーフラッシャー
●ライト ペツル
●海図 シールライン防水マップケース
●尿瓶 無名
以下は衣食住
住
●テント ホーボーズネスト2
●マット サーマレストプロライト女性用
●寝袋 モンベルスパイラルダウンハガー#3
●枕 無名エア
●ヘッドライト ブラックダイヤモンドスポット
●ライト ブラックダイヤモンドボイジャー
●鍋 無名厚手の20cmくらいの鍋とフライパン
●やかん 無名ステンレス1,2L +直火式エスプレッソマシン2cup用
●バッグ モンベルメッシュバッグ50L +イケアナイロントート大中小各1
●バッテリー 携帯用小型スマホ5回分の容量
衣
●下着 モンベルスーパーメリノウール上下各2
●ジャケット パタゴニアR2+モンベルサーマラップ上下
●靴下 無名5本指x2
●長靴 ショートタイプ無名
●サンダル モンベルスリップオンサンダル
食
●水 15L (プラティパスプラティヲータータンク6Lx2 メタボトル1L ステンレス水筒1L)
●米 2,5キロ 2合と3合に小分け
●酒 エビス10本+焼酎1L
●食材 棒ラーメンx6、レトルト(カレー、牛丼、中華丼、炊き込みご飯の素など)
ベーコンブロックx2、ミートボールx3、キャベツ1、にんじんx2、長ネギ1、玉ねぎx2
塩 胡椒 醤油 マヨネーズ 箸スプーン サランラップ(行動食おにぎり用)
タッパー中小 コーヒー粉
上記のように無補給なので食材や水が多め。測ってはいないが装備品だけで30キロ以上。(自身の体重60キロ)
これを全てパッキングできた。遠征艇に向いていると思う。
7日間毎日離陸、着陸時引きずったがボトムに致命的な損傷はなかった。いや、ほぼなかったと言える。素晴らしい耐久性。
もちろん引きずる地形は選ぶし、引きずれない地形の場合は荷物をある程度抜き持ち上げて運ぶ必要があるのは当たり前だろう。
フォールディングカヤックにおいてボトムは命。気にしすぎくらいで十分。
航行性能
基本FRP艇やポリ艇に遅れをとることはなかった。スポンソンの位置や張り出しが少ないのとキールラインの形状か?
エアチューブの空気漏れはほぼなし。優秀だと思う。ポンプを使うことなくチューブを口にくわえて空気を十分入れられる。
ラダーの効きも良く動作も軽い。
安定性はこれだけの荷物を積んで沈み込んでいるのでかなりあると思う。
逆に空荷の場合スポンソンの空気量はかなり少なくても良いはず。
6日目午後からむちゃくちゃに荒れたが不安は少なかった。
適度なしなりがあるため荒れた海面に吸い付くような感覚。船体がねじれ衝撃を吸収してくれている感覚。
もっと日常的に、もっとヘビーに使ってテストしてみたいと思わせる1艇だ。